2021年9月4日土曜日

小車を探しに 宮川提の花を見に行きました



君が世に また巡り合う小車の錦ぞ 神の手向けなりけれ    伊勢参宮名所図会より

小車錦というのは 小車(牛車)を織りだした錦で 黒地に黄色の文様か 黄地に黒の文様があるそうです。外宮の御衣に用いられたそうです。一方小車というのは湿地に咲く黄色の野草の花の名でもあります。牛車を連想させる花の形からこの名があるそうです。歌の真意はわかりませんが、この花が群生して咲いた様子が小車の錦と表現されているように思います。

今まで小車という花を知りませんでした。7月から10月に咲くそうなので、ぜひ見てみたいと思って、まず宮川の堤防へ探しに行ってみました。結局なかったのですが、思いのほかいろいろな花があり、初めての花もあり、たまには野草の勉強もいいかなと、まとめてみました。


堤防の横 たくさんの白い小花
野生のカスミソウみたいに細かく枝分かれしています。
こういう花は種類が多そうで、なかなかわからないと思い、アプリで検索するとヘラバヒメジョオンと出てきました。ヒメジョオンの仲間。


これはヘクソカズラ
マツヨイグサの仲間。
アプリでメマツヨイグサ。














道端のススキの仲間かと思いました。こういう雑草の種類はたくさんありそうで、自分では絶対わからないと思いまして、アプリで。タチスズメノヒエという草だそうです。
花ではなくて、もう実が実っているみたいです。稲に似ていると思いました。



真ん中のちいさなツユクサ














            この辺りの河原は一面、葛に覆われています

葛の花 あまりなかったけど見つけました



アレチハナガサ これもあちこちにあります














かすかに咲き残りがありました。ねむの木














 
秋のたんぽぽのように黄色の花が咲いています。葉はありません。ギザギザの花びらで、2センチ位の花です。小車でないことはたしかです。アプリで スコルツォネロイデス・オータムネイルズ。和名はないそうです。ヨーロッパのたんぽぽとか。




背の高い草が葛の茂みから茎をのばしてさいています。        
3センチくらいの黄色がかった白い花です。アキノノゲシ。アプリで答合わせ。


初めて見る花ですが、センニンソウでよいようです 白い十字の4枚のはなびらのようにみえるものは顎だそうです。おしべとめしべがたくさんでるようですが、花の時期によっては上の写真でもよいのかもしれません。クレマチスの仲間で毒があるそうです




ハルシャギクとかジャノメソウというそうです。少し前は一面に咲いていました。



地面に近い所の小さな花 オオニシキソウ


まるで背の低い木のような感じで、はじめて見ると思いましたが、調べたら驚きました。
イタドリの花のようです。近くで見るとあふれるような白い小花がとてもきれいです。







 

 1センチくらいの小花がたくさん咲いています。1枚目の写真と似ていますが、少し紫がかった色をしています。アプリでやはりヘラバヒメジョオンだそうです




これはつぼみなのか、花なのか、実なのかわかりません。白いつぶつぶがきれいに並んでいます。

アプリで オウシュウヨモギ


これもススキの仲間かと思いましたが、セイバンモロコシというそうです。ススキとは穂が違うそうです。よく見ると花がきれいです




小さな蔓に白い小花がかたまってさいています。もう二度と見つけられないかも。永久に名前もわからないかも。。。

ネットで画像で検索していて偶然みつけました。ネナシカズラです。寄生植物で、葉緑素は無く、葉も鱗状に退化しているそうです。巻き付いた宿主植物の茎へ寄生根をだして養分をとり、文字通り土中の根は枯れてないそうです。
花が咲いて種をつくる1年草ですが、大きくなると寄生植物全体を覆ってしまうそうで、ラーメンや網のように見えることもあるようです。
そんなにかわいらしいものではありませんでした。種は菟絲子という漢方薬になるそうです。
ちなみにアプリにはデータがありませんでした。


ひっつき虫 コセンダングサ
ヨメナの仲間  コヨメナだそうです




桜並木の下の低木。良い香りです。名前はクサギ。
葉に悪臭があるそうですが、花はとてもよい香りです。



ツルボという名前だそうです。初めて見ました。かわいくて華やかなピンク色の花です 


  
萩 ひっつき虫 アレチヌスビトハギ 


ヤブラン

おわり                                  

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