2011年5月22日日曜日

的山  鴨神社と氷室

首はかなり良くなりましたが,今日は近くの低山にしておきたいという思いで,玉城の的山に行ってまいりました. 玉城インターチェンジの西に,のどかな田畑のひろがる山神というところがあり,ここから伊勢道路の高架をくぐると的山公園駐車場があります.公園なのです.駐車場からすぐに南に向かって舗装された登り道があり,頂上まで900米とかいてあります.登り始めるとすぐに,サンダルばきの小さな女の子とお父さんの親子連れとすれ違いました.ああ公園なのだと思い,安心してさらに登ると坂はどんどんと勾配がきつくなり,息があがってはあはあと苦しくなってきました.やっと中間点近くの氷室分岐のところまでたどりつきましたが,平気を装ってここは帰りにと話してさらに進むと,坂はこれでもかというくらいに勾配を増し,次に見晴らしのよい休憩地に着いたときは,ジョギングでもこんなに息はきれないというほどゼイゼイとしていました.写真を撮ろうと構えたら吐き気がしました.ここでさすがに息を整えて,一頑張りです.山頂公園まで来ると舗装道路は終わり,なだらかな道が東屋まで続いています.そして東屋にあがると周囲は芝生の広場,さわやかな風が吹き抜け,絶景が目の前に広がります.これは感動ものです.あとからウォーキングと思われる年配の方もやって来ました.地元の人たちはよく登られるようです.年配の方にはきつくないのでしょうか.何だか筋肉トレーニングになりそう.頂上まで20分余りでした.もしかしたら早すぎたのかも.「伊勢市とその…山」の本には頂上まで40分と書いてあるではありませんか.
帰りは氷室に寄ります.ここでびっくりしたのは,分岐から山道にはいってすぐに鴨神社があったことです.鴨神社といえば,お伊勢さん125社めぐりで外城田駅から歩いて来たことがあります.あの時は山道を行きつ戻りつ迷いながら,今回とは違う方向からやって来たようです.人里はなれた山深い場所にあるような気がしたのに,実はこんなに簡単に行けたということに驚きでした.氷室まではすぐですが,山道なので足元はそれなりに注意が必要でした.
さらに帰り,アスファルトの道を降りましたが,何やら山道もありそうなので駐車場にもどって探してみました.駐車場から西にのびる道を行くと数十メートルで途絶えて細い山道がありました.きちんと道案内の標識もあり鴨神社まで山の中を登って行くことができました.舗装道はどうも疲れるような気がします.こちらの道がお勧めです.氷室分岐から頂上までは,舗装道しかわかりませんでしたが.


舗装された道を行きます

氷室分岐 鴨神社にも行けます

山頂公園


山頂公園広場


山頂からのながめ
 



分岐 ここからは山道

鴨神社

氷室


2011年5月14日土曜日

ゴールデンウィークの低山めぐり

5月3日 馬坂山361m
     またまた横輪の出発です.行きは古いアスファルトの林道を鍛冶屋峠まで登り,帰りは横輪の散策マップにあるハイキングコースを回って降りてきました.馬坂山は展望がよいということでしたが,頂上は樹木が成長したせいか,ほとんど景色は見えませんでした.鍛冶屋峠に戻り,ハイキングコースにはいりましたが,これがまた大変な道でした.アップダウンが尋常ではありません.第1から第3の展望台とは,すべて送電線の鉄塔の立つピークで,小山を3つ越えることと同じでした.ハイキングコースとあなどってはいけません.
       
5月4日 七洞山 藤コース 
  七洞山はすばらしい展望の山でした.頂上やその付近に広場もあって仲間といくと楽しそうです.道も整備されています.ただ藤コースはちょっと遠いなあ,というのが,実感でした.コースを変えて,是非また行きたいです. 

5月5日 昼河山216m 
  交通量の多い道路から,いきなり山道に入ります.こんなに低い山なのに,十分登山気分が味わえます.道の傾斜が急なので登山靴もしっかりはいていく必要があります.三角点に到達してやったあと思ったら,昼河山の矢印がまだ先を示しています.山頂は全く期待していなかったのに,すばらしい展望が開けています.確かに朝熊山の頂上でみる景色と同じかもしれないけど,振り返るその朝熊山が見えるところがいいですね.頂上まで45分で行けます.車も道路の反対側におくスペースがありました.ここから朝熊山に登るコースもあるらしいので,それも今度見つけて行きたいものです.


昼河山 山頂から二見を望む 海の向こうは蜃気楼のようです. 
知多半島も渥美半島も,もっとずっと遠くに見えるはずです.


2011年5月9日月曜日

ゴールデンウィークは低山めぐりざんまいで その結果

5月3日 馬坂山361m
5月4日 七洞山778m 藤コース  
5月5日 昼河山216m 

その結果 アフターの私はこうです!!
笑っちゃいますね.何か首がどんどん痛くなってきて左右上下動けなくなりました.
何なんだ…  よーく考えなおしたら,鷲嶺でひどく尻餅ついたっけ.そのとき首に響いたのかも.それから毎日山に行って,毎日転んでいました! 
自己診断では鞭打ち症です.かっこよくいうと頚椎捻挫.
夫に頚椎固定のカラー買ってきてもらいました.



はやく治りたいです.
  
自己満足な登山紀行,また今度読んでください.

2011年5月3日火曜日

鷲嶺

鷲嶺の登山ルートはたぬき出版の「伊勢市とその西方の山」という本に詳しく書かれています.けれど実際に登られた方々のブログを読ませて頂くと,わかりにくいので慣れない人は行かないようにという厳しいコメントもあります.それで今回はこの本と磁石と地図とちょっとした勇気と決断を持って出かけてきました.
もし,これから登られる人の参考になれたら嬉しいので,私も少し書いてみます.

登山ルートは3つあると思います.たぶん一番わかりやすいのは,「伊勢市とその西方の山」で一般路と紹介されている,竜田峠から西に上がっていくルートです.しっかりとした山道と書いてあるものの踏み痕ははっきりしません.でも赤いテープを目印にどんどん進んでいくことができます.平石というピークのところに着くとそこからは尾根道です.ごつごつとした岩場のピークを幾つか越えてやっと頂上につきます.これこそ頂上と思って登ると次のピークが現れて,何回がっかりしたことでしょうか.このルートは去年の秋に一度行っています.頂上から西に別荘地と観音様に通じる道があるはずなのですが,それがどうしても分からずじまいで,今回の目的のひとつは観音様の発見でした.

今回は鷲嶺観音登り口から出発,帰りは水穴を経由して降りるというコースをとりました.まずは観音様に通じるルートを登り,観音様と頂上をつなぐ道を確認しようという予定です.鷲嶺を登る3つめのルートは水穴を経由するルートですが,これも今まで,水穴から平石への登り道がどうしてもわかりませんでした.それで今回は反対に降りて来て,道を確認しようという訳です.さて,この両コースは難路といわれるコースで,迷いやすく不慣れな人間は行かないようにといわれています.無謀にも私と夫は行ってしまいました.それこそテープ様様で,数は少ないものの途切れなくしっかりと誘導してくれました.テープを貼ってくださった方に感謝です.
全行程は4時間くらいでした.



以下お気楽に見てください...

鷲嶺観音登り口付近 伐採をしていてかなり明るい感じになっています.



おべおべの滝というそうです. 
小さな滝の連続する渓流に沿った,さわやかで快適な道が続きます



渓流とわかれると斜面のきつい登りが始まります.
道はよくわかりませんが,テープをたよりに登ります.
休憩中です.


これくらいの傾斜です,直登です!


斜面を登りきると大きな岩を迂回するような急な細い下り道になります.
しかも崖っぷちでおっかなびっくり進むと,観音様の祠がありました.



観音様からの景色です.壇ノ浦まではみえませんが,はるかな山並が続きます.
800年も昔,平家の人々はここでこの景色を眺め一族の冥福を祈ったのでしょう.
ちなみに鷲嶺の山頂は展望が全くありません.ここはまるで違う世界です.
 

つつじがきれいに咲いていました.赤い椿もみえます.


山頂付近です.さっきの感動の余韻にひたりながらお昼です.



水穴は大きくて全容は画面に入りません.神秘的な鍾乳洞で水が湧き出ています.
昔平家の落人が隠れて住んだとか,中はかなり広く深いそうです.
情けないことに山頂から水穴までの下りは大変すぎて写真どころではありませんでした.




 

水穴に下りてきた斜面です.
ずるずる足はすべるし,幹につかまれば朽ちていてメリメリと倒れてしまう始末です.
伐採された木や枝が行く手をはばみます.等高線に直角に下りてきました.
ちょっと他人のことはどうでもいい気分になりました.
 

  おしまい
        去年の秋11月に登ったときはなんとマムシがいました!!
        マダニもいます.日本紅斑熱という病気が媒介されます.十分なご注意を!