2012年5月5日土曜日

五輪堂~羽をもつお地蔵様と八大龍神雨乞瀧~

度会町川口というところに,神宮のお萱場である五里山があります.今日は,五里山(別名を神ヶ岳というそうです)の登山口を確認するのが目的で,お萱場の麓の林道をおぐら橋まで車で行ってみることにしました.先日も息子に付き合ってもらって来たのですが,あまりの山の深さと林道の細さに心細くなって途中で引き返してしまったのです.

伊勢から県道22号線を一之瀬川に沿って走ると五里山の看板があります.ここを左に入ると正面にお萱場が見え,程なく林道の入り口になります.林道入り口の手前に 五輪堂500m← という看板があります.前から気になっていたので,ほんの寄り道のつもりで,まずそちらにむかいました.
五輪堂はお萱場に面した山を少し登ったところにあり,駐車場もありました.風情のある立派な石段の向こうにお堂が立っているのが見えます.案内板によると600年以上も昔に建立され,かつては7つの伽藍と鐘があったそうですが,今はお堂がたった一つ残っているだけです.とは言ってもお堂の軒下には,小さな椅子が並んで積まれ,敷地内には雨戸が閉められていましたが事務所のような建物もあって,地元の人々が今も信仰している様子が感じられました.






さて,お堂の横に少し高い場所があって,小さな石碑や墓碑,五輪塔が寄り集まっているところがあります.そこにやはり小さな祠があって中にお地蔵様が安置されていたのですが,そのお地蔵様には羽がありました!! しかも良く見ると何かの動物の上に立っていらっしゃいます.これはお地蔵様ではないのでしょうか?.ネットで調べてもよくわかりませんでした.??


羽のあるお地蔵様(?)

石段を降りて帰りに瀧を探してみることにしました.八大龍神雨乞瀧50mという看板がありましたので,そちら方面に行くと,荒れ果てた急斜面を降りて行きます.道なき道をたどり,最後は用水路に沿って岩のくぼみに入っていくと,思わずあっと声が出てしまうほどの立派な大きな瀧に出会いました.2日前の大雨のせいで,いつもより水の量も大分多かったのでしょうが,水しぶきと水の音にしばし我を忘れてしまうほどでした.




お萱場 瀧付近から

ここからは,神ヶ岳の登山口をめざして林道に入ります

林道に沿って流れる五里川 大雨のあとなので水が豊か


林道から左に分岐するおぐら橋 自動車も通れる大きな橋でした.